Araki Syuseikan Museum | 〒468-0014 名古屋市天白区中平5-616 |
尾張藩の藩士である正木惣三郎・伊織親子の作である。父の惣三郎は藩に仕える傍ら、余暇には主に器を制作し、子の伊織も同じく藩士として仕え、余暇には緻密な香合や置物を制作した。
愛知県名古屋市中区大須の万松寺南にて、1708年から初代利慶、二代豊八、三代豊助、以降も連綿と続き、大正時代まで約130年間焼き継がれた陶器である。草花木石の絵付けと緑を流しかけたデザインが特徴で、作品の種類も豊富である。三代以降は豊助名を名乗っていたため、何代の作品かを判別するのは困難である。
愛知淑徳大学から学生2名で今回の展示を行いました。講義で学んだことを活かして、実習生として初の展示に挑めたことを嬉しく思っております。今回の展示は荒木集成館所蔵品の展示ということで、尾張藩、ひいては愛知県にゆかりのある焼き物を101点展示いたしました。運搬作業や展示作業だけでなく、パンフレット、看板、キャプションに至るまで全て学生で製作し、展示を行うという貴重な体験をさせていただけたこと、そしてこの展示を通して学んだ展示製作の楽しさ、難しさ、全てを胸に今後も励んでいこうと思います。
学生の渾身の展示、最後まで楽しんでいただけたら幸いです。
特別展示のご案内
— 荒木集成館 (@arakishuseikan) May 2, 2025
荒木集成館所蔵品展
「名古屋のやきもの 1〜101」
江戸時代から昭和初期にかけて名古屋で生まれた、多彩なやきものの世界をご紹介いたします。
職人の技と美意識が息づく逸品の数々を、ご鑑賞ください。
令和7年5月10日〜8月3日
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。 pic.twitter.com/fKClBs10kE